コモンズの時代を楽しんで生きる極意とは?

なかまたち

大阪市北区にあるCafe & Gallery 閑花(かんか)さんにおおさかコモンズのチラシを置いてもらいました。 こちらのギャラリーカフェは写真や絵画が展示され、心地よい音楽とコーヒーの香りに包まれています。
いつも、写真家の店主ご夫妻と、アートのことから政治のことまで、いろんなお話しをするのを楽しみにしています。今日も話はいろんな方向へ広がっていき…。 川柳と写真の美しい本のこと、年越し朝まで生テレビのこと、コロナ禍での新しい働き方のこと、そして話はタンザニア商人の研究をされている文化人類学者の話になりました。

わたしは2021年に小川さやかさんの『「その日ぐらし」の人類学』を知ったのですが、Hさんは早くも2012年にラジオ深夜便でこの方の話を聞いたよと!とても面白かったので、メモ書きしたとのことで、ぎっしりと書き込まれたメモを見せてもらいました。 貸し借りの概念が日本の文化とは違い、持ち逃げのようなことをしてもまたボスの元に帰ってきたり、持つ者が持たざる者に与えるのは普通のことだったりするそうです。

したたかでたくましいタンザニア商人たちは現在、SNSの活用で独自の進化を遂げています。 持たざる状態でも豊かだといえるその生き方は、他人に迷惑をかけまいとする日本の価値観からは、目から鱗の考えです。 こうした新しいシェアの概念を知っておくことは、広い意味で公のものを共有していくというコモンズの時代を楽しむ極意になるなあと、ワクワクするお話しでした。 閑花さんでのお話は、いつも新しい発見があります。是非、一度訪れてみては?

<文責:yasumin 編集:山口>

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