大阪市の街路樹撤去を考える会(仮)さんの陳情についての記事です。3回目の今回は、実際に提出された陳情書を公開していただきます。
おおさかコモンズのホームページをご覧のみなさまも、今回の記事を参考に、ぜひ一度陳情を書いてみませんか。暮らしのこと、町のこと、市政について思うところを、手紙を書くようなつもりでしたためてみませんか。
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なぜ街路樹を伐るの? 〜はじめての陳情〜その3
●陳情の書き方の一例
前述したように、大阪市議会の現状では、陳情を提出するだけでは残念ながら不十分で、各委員会所属の議員(推せる議員がいればその方)に、問題の核心をいかに知ってもらうかが肝だと言えます。
その際、陳情の趣旨に賛同してもらうことが最低限必要だろうと考え、なるべく論理明快に、疑問に思っていること、改善してほしいことなど、具体的に書くことを心がけました。
たとえば、2月に出した「街路樹・公園樹の伐採・撤去に関する陳情書」の中の1項目は以下のようなものです。
1.市内全ての街路樹・公園樹の伐採計画について、各樹木一本ごとをマッピングした地図および撤去理由を市ホームページ、区の広報紙に公開し、市民への周知を図ること
単に「情報を公開せよ」ではなく、どのようなレベルでの情報公開を望んでいるか、細かく書きました。
さらに6月には、3件の陳情を出しました。
・意見交換会の開催を求める陳情書(図5)
・市民への情報公開を求める陳情書(図6)
・樹木の維持管理に関する陳情書(図7)
さまざまな要望を一件の陳情に詰め込んでしまうと、たとえ採択可能な項目があったとしても、一つでも採択できないものがあれば、その陳情自体が不採択にされてしまうと判断してのことでした。それぞれの要望にしっかり応えてほしい、議員に突っ込んだ質疑をしてほしいという思いを込めています。
陳情の書き方は基本的には自由で、書式のルールもさほど厳しくありません。正解はないと思うので、あくまで参考程度にしていただけたらと思います。
*大阪市議会「陳情」のページ
https://www.city.osaka.lg.jp/shikai/page/0000002285.html
その4へ続く
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